2024年、FELTのクロスバイクVERZA SPEEDのモデルチェンジが行われました。今回発売されたモデルは、VELZA SPEED 40、VELZA SPEED 40LTD、VERZA SPEED 50の3種類になります。楽天市場などでも取り扱いされていますが、年度モデルがわかりにくかったり、40LTDなのにLTDの記載がなく、40と間違ってしまいそうだったりした(実際LTDの記載がないもののほうが多いので気を付けましょう)ので、この記事ではそれぞれのモデルの特徴を徹底比較していきたいと思います。
FELT VERZA SPEED 2024年モデルを知る前に
クロスバイクの選び方の基本
クロスバイク選びを始める前に、まずはクロスバイクどういったものかを理解しましょう。クロスバイクは、ロードバイクの速さとマウンテンバイクの頑丈さを兼ね備えており、都市部での通勤や週末のレジャーに最適な自転車です。そのため、通学や通勤、軽い運動を目的とするユーザーにとても人気があります。
選び方としては、まずはフレームのサイズが自身の身長に合っているかを確認しましょう。不適切なサイズは乗り心地が悪化するだけでなく、操作性にも悪影響を与えます。クロスバイクのサイズに適正身長が記載されている場合が多いので、必ず確認するようにしましょう。また、タイヤの幅や素材も用途に応じて選ぶ必要があります。幅広のタイヤは不安定な路面での安定性や衝撃の吸収力を高めます。細目のタイヤは、路面に接地する部分が少ないので摩擦抵抗が少なく、市街地でのスムーズな走行に適しています。
さらに、ギアの数も重要な選択肢です。多くのギアがあればあるほど、さまざまな地形に対応しやすくなります。初心者の方や平坦な地域にお住まいの方は、少なめのギアでも良いかと思います。実際、私も通勤で乗る時は、ほぼ平坦路なので、フロントのギアを変速する事はほとんどありません。
これらのことを考慮した上で、自分のニーズに合ったクロスバイクを選んでいきましょう。
2024年の市場動向とFELTの位置付け
近年のクロスバイク市場は、健康志向の高まりとアウトドア活動の増加により、引き続き成長が予想されます。特に都市部では、エコフレンドリーな移動手段として自転車が再評価されており、多くのブランドが新しいモデルを市場に投入しています。
FELTも2024年、VERZA SPEEDシリーズのモデルチェンジを行いました。そのスタイリッシュなデザインとロードバイクの最新のテクノロジーを採用した高い機能性で、若者から熟練者まで幅広い層に支持されています。
これらのポイントに注目して、VERZA SPEEDシリーズの選択を考える際は、現代の市場動向を踏まえつつ、自分のライフスタイルに最適なモデルを選ぶことがとても重要になってきます。
VERZA SPEED 40、40LTD、50の特徴
VERZA SPEEDシリーズ共通の特徴
- 新フレームは、ロードレーサーの開発過程で完成した新しいシートステーのテクノロジーを採用しています。垂直方向の柔軟性を高めて、振動吸収性と路面追従性を高めつつ、加速に必要な横方向の剛性は高いレベルを維持させています。これによって、高次元での走行性と快適性を両立させています。
- シフトケーブル、ブレーキケーブルはフレーム内に内蔵されており、泥や汚れの付着による動作不良のリスクを軽減していのす。また、見た目を高級感があり、かっこよく見えます。
- キャリアやフェンダーが装着しやすいように、ダボ穴をフロント・リアアクスル近くに装備されています。
VERZA SPEED 40の特徴
VERZA SPEED 40は、本シリーズのフラッグシップモデルと言え、快適さとパフォーマンスを両方を求めるライダーにとっては最適なモデルです。VERZA SPEED 40は超軽量アルミフレームを採用。変速は3×9の27段変速で、起伏のとんだ地形にも対応しやすくなっています。ブレーキはTektro製の油圧式ディスクブレーキを採用しています。またタイヤは700×35cと太めを採用。走行性と振動吸収性に優れたモデルとなっています。
*商品リンクはZERZA SPEED 40にリンクしています。楽天市場で検索する場合は、40LTDと混在していますので、スペックを確認してください。
VERZA SPEED 40LTDの特徴
VERZA SPEED 40LTDは、40モデルをお買い求めやすくしたモデルとなり、基本性能はほぼ変わりません。主な変更点は、変速が3×8の24段変速、それに伴うコンポーネントの変更。ディスクブレーキはTektro製からSHIMANO製に変更。またタイヤは700×32cで40モデルと比較するとやや細目になります。カラーバリエーションは2種類から選べるようになっています。
ワイズロード ON LINE でVERZA SPEED 40LTD(チャコール) を検索する場合はこちら ワイズロード ON LINE でVERZA SPEED 40LTD(ブラック/ブルー) を検索する場合はこちらVERZA SPEED 50の特徴
VERZA SPEED 50は、VERZA SPEEDシリーズの中で最も手に取りやすいエントリーモデルとなります。VERZA SPEED 40シリーズとの一番の違いはブレーキがVブレーキであることです。また公式の仕様表に記載はありませんが、フレーム素材から、車体重量はこちらのほうが重いと思われます。変速は3×8の24段変速でVERZA SPEED 40LTDとほぼ同様のコンポーネントとなっています(シフター除く)。カラーバリエーションは6種類あり、選択したカラーによってタイヤサイズが違うことも特徴の1つです。日常で使うクロスバイクとしては十分な機能を備えていると言えます。
ワイズロード ON LINE でVERZA SPEED 50を検索する場合はこちらVERZA SPEED 40、40LTD、50の違いまとめ
VERZA SPEED40シリーズと50の大きな違いはブレーキとフレーム素材と言えるでしょう。ブレーキは40シリーズがディスクブレーキを採用していることに対して、50はVブレーキを採用しています。またフレーム素材は40シリーズは超軽量アルミを採用していますので、車体の軽量化が図れています。
またVERZA SPEED 40と40LTDの違いは、変速が40は3×9に対し40LTDは3×8であることと、使用しているコンポーネントが違うことです。
詳しくは、下記比較表にてご確認ください。
項目 | VERZA SPEED 40 | VERZA SPEED 40LTD | VERZA SPEED 50 |
---|---|---|---|
メーカー希望小売価格 | 121,000円(税込) | 99,000円(税込) | 59,400円(税込) |
サイズ(適正身長) | 47(152.4 – 167.6 cm) 51(167.6 – 172.7 cm) 54(172.7 – 177.8 cm) | 47(152.4 – 167.6 cm) 51(167.6 – 172.7 cm) 54(172.7 – 177.8 cm) | 47(152.4 – 167.6 cm) 51(167.6 – 172.7 cm) 54(172.7 – 177.8 cm) 56(177.8 – 182.8 cm) |
カラー | 1色(ネイビーブルー/ブラック) | 2色(チャコール、ブラック/ブルー) | 6色(チャコール、ブラック/レッド、ブラック/ブルー、ホワイト、シルバー/メタリック、リフレクティブブラック) |
フレーム | Superlite butted アルミニウム、smooth TIG welding、1.125″ ヘッドチューブ、フラットマウントディスクマウント、インターナルケーブルルーティング | Superlite butted アルミニウム、smooth TIG welding、1.125″ ヘッドチューブ、フラットマウントディスクマウント、インターナルケーブルルーティング | F-Lite PG アルミニウム、smooth TIG welding、1.125″ ヘッドチューブ、Vブレーキマウント、 インターナルケーブルルーティング |
フォーク | Felt Verza Speed | Cr-Mo steel、1.125″ 4130クロモリコラム、フラットマウントディスクマウント | Felt Fitness、1.125″ 4130クロモリコラム、ハイテンスチールブレード、フラットマウントディスクマウント | Felt Fitness、1-1/8″ コラム、ハイテンスチールブレード、Vブレーキマウント |
シフター | SHIMANO SLM-3100 ALIVIO 3×9-speed | SHIMANO Altus SL-M315 ラピッドファイアプラス, 3×8 | SHIMANO Acera EF500 EZ ファイアプラス, 3×8 |
フロントディレイラー | Microshift FD 3×9 | SHIMANO Tourney TY710 Ø31.8mm、クランプ式 | SHIMANO Tourney TY710 Ø31.8mm、クランプ式 |
リアディレイラー | SHIMANO Altus M370, 9-Speed medium cage | SHIMANO Altus 8-speed ロングケージ | SHIMANO Altus 8-speed ロングケージ |
クランク | Forged aluminum, 48/36/26T 170mm | SR/Suntour XCC、48/38/28T、47: 160mm、51/54: 170mm | SRSuntour XCC、PROWHEEL(シルバー/メタリック、リフレクティブブラック)、48/38/28T、47: 160mm、51/54: 170mm、56: 175㎜ |
スプロケット | SHIMANO HG200, 11-34T | SHIMANO, CS-HG200 8-speed, 12-32T | Shimano, CS-HG200 8-speed, 12-32T |
ブレーキ | Tektro、油圧ディスク、フラットマウント、F160mm/R140mm ローター | SHIMANO BR-UR300、油圧ディスク、フラットマウント、160mm ローター SM-RT26-S | Tektro RX-1 アルミニウム Vブレーキ |
タイヤ | Kenda Khan II, 60TPI,サイドリフレクター、 700 x 35c | Kenda Kwick Roller,サイドリフレクター、 700 x 32c | Kenda Kwick Roller,サイドリフレクター、 700 x 32c | シルバー/メタリック、リフレクティブブラック : 700 x 35c |
2024年モデルVERZA SPEED購入時のお店選びのコツ
ネット通販で購入時の注意点
VERZA SPEEDに限ったことではありませんが、ネット通販で自転車を購入する場合、組立済みで送られてくるものもあれば、到着してから組み立てるケースもあります。また、店頭での受け取りが可能なお店もあります。スポーツバイクのベテランで、メンテナンスも含めて全部自分で出来る人は心配ないのですが、スポーツパイク歴のまだ浅い人などは、購入後もわからないことがてでくることもあります。また、メンテナンスフリーのママチャリと違って、スポーツバイクはメンテナンスがとても重要になってきます。個人的には、VERZA SPEEDを取り扱われているお店のなかでは、全国に店舗を展開されているワイズロードさんがおすすめ。店舗受け取りにして今後のメンテナンスも相談すると良いと思います。
ワイズロードさんの紹介
ワイズロードさんは、北は仙台から南は福岡まで3全国に3店舗展開されているスポーツバイク専門の自転車店です。経験豊富なフタッフさんも多く、とても頼りになります。お近くに店舗がある人は、ご利用してみてはいかがでしょうか。
FELT VERZA SPEED 2024年モデルの違いまとめ
FELT VERZA SPEEDシリーズの2024年モデルは、それぞれに特徴のある設計がされており、サイクリストの求める用途やライフスタイルに合わせた選択が可能です。VERZA SPEED 50は初心者や日常の移動用として最適で、扱いやすさとコストパフォーマンスに優れています。一方、40LTDはより高い快適性と性能を求めるユーザーに適しており、軽量化によるスピード性能が増しています。最上位の40モデルは、スポーティな走行を楽しむサイクリストや競技用としてもその能力を発揮します。
自分のサイクリングのスタイルや頻度、使用する環境をよく考え、それぞれのモデルの特性を比較して検討しましょう。また、どのモデルを選んでも、定期的なメンテナンスと適切なアフターサービスを利用することで、長く快適に自転車を楽しむことができます。あなたもVERZA SPEEDシリーズで、2024年のクロスバイクライフをスタートしてみませんか?
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