サイクリングの聖地と言われるしまなみ海道(広島県尾道市~愛媛県今治市)で、2024年10月27日(日)に「サイクリングしまなみ2024」が開催されることが決定しました。このサイクリングイベントは、複数のコースが設定されていて、初心者から上級者まで、どんな方でも楽しめるようになっています。美しい海を横目に、風を感じながらペダルをこぐ喜びを、家族、友人、一人でもそれぞれのシチュエーションにあわせて存分に味わうことができます。初めての方も心配無用!この記事では、イベントの魅力、参加方法、楽しみ方のポイントを分かりやすくご紹介します。
「サイクリングしまなみ2024」イベント概要
しまなみ海道とは
しまなみ海道は、広島県の尾道市から愛媛県の今治市にかけて、瀬戸内海の美しい島々を結ぶ約60kmの道路のことを言います。このしまなみ海道は、自転車乗りにとって、聖地や天国とも称されています。それは、車道とは別に設けられた専用のサイクリングロードが整備されているからで、途中、多くの橋を渡りながら、壮大な海の景色や豊かな自然、温かな地元の人々との出会いを楽しむことができます。サイクリング、ドライブ、散歩に最適で、日本を代表する観光ルートの一つとなっています。
2024年の「サイクリングしまなみ」って何?
「サイクリングしまなみ2024」は、国内外から注目を集めるサイクリングイベントで、しまなみ海道を舞台に開催されます。このイベントは、しまなみ海道の高速道路部分を自転車で走行することができる貴重な機会であり、自然の美しさと地域の魅力を感じることができます。また、初心者から上級者まで幅広い層の参加者が、自分にあったコースを選び、楽しむことができます。前回は2022年に開催され、約6,400人が参加された大規模なイベントです。今回の募集定員は3,500人になっていますので、参加人数の規模は小さくなりますが、その分参加抽選の倍率は高くなりそうですね。事前に準備して、申込に備えましょう。
エントリー方法
エントリーは、募集期間にあわせてエントリー専用WEBサイトが開設されますので、そちらから申し込みを行います。参加を希望する方は、2024年の早い段階で登録を完了させましょう。料金は、エントリー方法やコースによって異なりますのでご確認ください。
募集期間
・プレミアムエントリー:4月15日(月)20:00~5月20日(月)23:59(先着順)
・ふるさと納税エントリー:4月15日(月)20:00~5月20日(月)23:59(先着順)
・一般エントリー:4月22日(月)20:00~5月20日(月)23:59(抽選)
注)プレミアムエントリーは、出走権、特製ジャージ、地元特産品などがセットになったものです。
注)ふるさと納税エントリーは、尾道市、今治市、上島町へふるさと納税を行うことで、返礼品として出走権が贈呈されるものです。寄附額は65,000円。寄附した自治体によって参加コースが決まります。尾道市が、Aコース(90名)、今治市がEコース(60名)、上島町がFコース(25名)になります。
大会会場
参加するコースによって、スタート、フィニッシュ地点が異なります。参加コースとあわせて確認しましょう。
・スタート地点: 西瀬戸自動車道向島IC(尾道市)…A、B、Cコース
西瀬戸自動車道今治IC(今治市)…D、E、F、G、Hコース
・フィニッシュ地点:広小路(今治市)…A、D、G、Hコース
向島運動公園(尾道市)…B、C、Eコース
弓削港(上島町)…Fコース
「サイクリングしまなみ2024」コースの選び方と料金
コース設定
コース | 走行距離 (高速道路) | 定員 (内プレミア ムエントリー) | 参加料 (プレミアム エントリー) | 難易度 | コースマップ |
---|---|---|---|---|---|
Aコース IMABARI70 尾道市→今治市(片道) | 約70km (約23km) | 900名 (90名) ★ふるさと納税尾道市 | 18,000円 (43,000円) | 中級者 | Aコースマップ |
Bコース IKUCHIJIMA55 尾道市⇔生口島(往復) | 約55km (約17km) | 300名 (30名) | 12,000円円 (37,000円) | 初・中級者 | Bコースマップ |
Cコース INNOSHIMA70 尾道市⇔岩城島(往復) | 約70km (約17km) | 550名 (50名) | 16,000円 (41,000円) | 中級者 | Cコースマップ |
Dコース COMPLETE SHIMANAMI140 今治市⇔尾道市 | 約140km (約43km) | 100名 (10名) | 22,000円 (47,000円) | 上級者 | Dコースマップ |
Eコース ONOMICHI65 今治市→尾道市 | 約65km (約43km) | 600名 (60名) ★ふるさと納税今治市 | 18,000円 (43,000円) | 中級者 | Eコースマップ |
Fコース YUMESHIMA75 今治市→弓削島(片道) | 約75km (約35km) | 250名 (25名) ★ふるさと納税上島町 | 16,000円 (41,000円) | 中級者 | Fコースマップ |
Gコース OMISHIMA100 今治市⇔大三島(往復) | 約100km (約30km) | 300名 (30名) | 16,000円 (41,000円) | 上級者 | Gコースマップ |
Hコース OSHIM40 今治市⇔大島(往復) | 約40km (約17km) | 500名 (なし) | 7,000円 ※小中学生 3,500円 | 初心者 | Hコースマップ |
- 使用可能自転車:A~Gコースはスポーツ車。Hコースはスポーツ車、軽快車、タンデム車
- 参加資格(年齢条件等):A~Gコースは高校生以上。Hコースは小学4年生以上。小・中学生は保護者、引率者の同伴が必要
- 詳しい参加資格は、大会公式ホームページをご確認ください。
初心者コース:安心して楽しむためのポイント
「サイクリングしまなみ2024」では、初心者でも安心して楽しめるように配慮されたコースが用意されており、今回はHコースが初心者向けのコースです。Hコースはコース全長約40km、制限時間も8時間近くありますので、美しい景色を存分に満喫しながらサイクリングを楽しむことができます。またHコースは、小学4年生から参加が可能(小・中学生は、保護種、引率者の同伴が必要)。ご家族でサイクリングを楽しむことも出来るようになってます。
上級者向けルート:挑戦を求めるあなたへ
「サイクリングしまなみ2024」での最長距離設定コースは、Dコースです。約140kmのコースで、制限時間は約8時間ですから、アベレージスピードは17.5km/hとなります。しまなみ海道全線を往復するようなルートで、しまなみ海道の良さを存分に味わえるコース設定となってます。コース全長も長いので、体力自慢の上級者向けのコースとなっています。
「サイクリングしまなみ2024」参加準備とおすすめ情報
必要な装備と準備:サイクリングを快適に
サイクリングイベントに参加する前に、快適かつ安全に楽しむために必要な装備と準備がいくつかあります。まず基本となるのは、自転車本体のチェックです。ブレーキやギアの動作確認、タイヤの空気圧チェックなど、万全の状態で当日を迎えることが大切です。
その他、長時間のサイクリングで役立つ装備として、サングラスやサンスクリーン、給水ボトルがあります。また、万が一のトラブルに備えて、携帯工具セットやパンク修理キットも用意しておくと安心です。
また今大会は、前照灯(フロントライト)、尾灯(テールライト)又は反射板、ベル及びヘルメットの装備、着用が義務付けられており、ない場合は参加出来ません。事前にしっかりと準備しておきましょう。
宿泊施設の事前予約の重要性
「サイクリングしまなみ2024」の魅力を存分に楽しむためには、イベント前後の宿泊も重要なポイント。しまなみ海道周辺には、サイクリストに優しい宿泊施設が多数ありますが、参加人数の規模から考えて、十分な数の宿泊施設があるとは言えません。前後泊が必要な参加者は早めの事前予約をしておくことをお勧めします。
万が一の事故に備えて
大会運営者が加入予定の傷害保険は、「死亡・後遺障害500万円、入院日額5千円、通院日額3千円」です。器物破損等の補償はついてませんので、自身で障害保険に加入しておくことをお勧めします。
「Zutto Rideのロード サービス「Cycle Call」で解決!サイクリング中のパンク対策」という記事のなかで紹介している、自転車のロードサービスと自転車賠償責任保険がセットになった、Zutto Rideの「Cycle Call」もおすすめなので、保険未加入のかたは検討してみて下さい。
まとめ:楽しさ満載の「サイクリングしまなみ2024」
「サイクリングしまなみ2024」は、初心者から上級者まで、そして家族連れまで、すべての人が自分のペースでサイクリングの楽しさを発見できる大会で、美しいしまなみ海道を舞台に、瀬戸内の穏やかな風を感じながら、思い出に残る一日を過ごすことができます。
このイベントを通じて、友情を深めることが出来ますし、また新たな友達が出来ることもあります。現地の魅力を発見し、自分自身の限界に挑戦することも出来ます。そのほかにもいろいろな発見があることと思います。「サイクリングしまなみ2024」を通じて、新たなサイクリングの道へ踏み出しましょう。
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