クロスバイクのGIOS MISTRAL(ジオス ミストラル)。歴史のある自転車メーカーのクロスバイクですが、ネットで検索すると、「後悔」や「欠点」といったキーワードが出てきます。この記事では、そういったネガティブな意見が出てくる背景を分析しながら、どういった人におすすめなのかを解説していきます。購入を検討されているかたは、最後まで読んでみて下さい。
GIOS MISTRAL(ジオス ミストラル)、なぜ「後悔」が語られるのか?
クロスバイクを選ぶ前に、私もそうですが、多くの人がネットで情報を検索します。その際、「後悔」や「欠点」といったネガティブなキーワードが目につくことがあります。なぜこのようなキーワードが出るのでしょうか?GIOS MISTRAL(ジオス ミストラル)のケースで考えてみましょう。
まず、GIOS MISTRAL(ジオス ミストラル)は比較的リーズナブルな価格で提供されています。ブランドイメージから、高い期待感を持って購入する人も多いのですが、性能面等を追求すれば、クロスバイク本体の価格は上昇します。そのため、高い期待感を持った全ての人の期待を完全に満たすわけではありません。そういったところから、細かな部分での不満が「後悔」という形で表れることがあります。
また、人気の高いものにはアンチが多いというのも事実です。人気のない商品には、ネットで否定的な意見が表面化することは少ないように思えます。否定的な意見がネット検索で出てくるというのは、ある意味人気商品の宿命といったところでしょうか。
それから、ネット上のレビューは個人の主観に基づいているため、人によって感じ方が大きく異なります。一部の否定的な意見が強調されることで、全体のイメージが左右されることもあります。
このように、GIOS MISTRAL(ジオス ミストラル)に関する後悔は、個々の期待値と実際の製品とのギャップ、情報の取り扱い方によるものだと思われます。購入を検討している方は、多角的に情報を集めましょう。そうすることで、後悔のリスクを最小限に抑えることができるでしょう。
後悔しないためにGIOS MISTRAL(ジオス ミストラル)の基本情報を知る
どこの国のブランド
GIOS(ジオス)は、イタリア発祥の自転車ブランドで、1948年にトリノで設立されました。創業者はトーリ・ジオス氏で、彼の情熱が詰まったブランドは、クオリティの高い自転車作りで知られています。ジオスの自転車は、その優れたデザインと機能性で、多くの自転車愛好家から支持を受けています。特にロードレース用自転車の製造で名を馳せ、その品質の高さはプロのサイクリストにも認められています。クロスバイクの「 MISTRAL(ミストラル)」も、この高い技術基準とデザイン哲学を受け継いでいます。
GIOS MISTRAL(ジオス ミストラル)は5つのモデル
GIOS MISTRAL(ジオス ミストラル)は、MISTRAL、MISTRAL CHROMOLY、MISTRAL DISC MECHANICAL、MISTRAL DISC HYDRAULIC、MISTRAL DISC HYDRAULIC SHIMANO WHEELの5つのモデルあり、幅広いユーザーの要望に応えれるようラインナップされています。各モデルの違いを理解した上で購入すれば、不満も少なくなると思われます。
限定カラーやデザイン
GIOS MISTRAL(ジオス ミストラル)は、限定カラーや洗練されたデザインが特徴です。例えば、メインカラーであるジオスブルーやモダンなブラックなど、選べる色が豊富で、自分のスタイルに合わせて自転車をカスタマイズする楽しみがあります。しかし、デザインについては主観が大きく影響するため、「ダサい」と感じる人もいるかもしれません。デザインの評価は個人の好みに左右されるため、仕方のないことではあると思います。また、限定カラーはその時々で変わるため、新しい色が出るたびに注目を集めています。
ユーザーの声:GIOS MISTRAL(ジオス ミストラル)への実際の後悔点
長時間乗っているとお尻が痛くなる
ママチャリからクロスバイクやロードバイクなどのスポーツバイクに乗り換えられた人からよく聞く話です。私も乗り換えた最初の頃は、よくお尻が痛くなりました。今はもう慣れましたけどね。スポーツバイクは、タイヤの空気圧がママチャリと比較して高いため、速く走行することに対しては適しているのですが、そのぶん地面からの衝撃が大きくなります。また、スポーツバイクのサドルは小さく硬めのものが多いので、そのあたりも影響していると思います。衝撃吸収に優れたサドルを市販されていますので、交換されるのも1つの方法です。ということで、「お尻が痛くなる」は、GIOS MISTRAL(ジオス ミストラル)への後悔というよりは、スポーツバイクに変更したことへの後悔ということになると思います。
デザインがダサい
GIOSのロゴが多く、ダサいといった意見があります。実際、他のクロスバイクと比較してロゴの個数が多いことは事実です。これをどう思うかは人それぞれだと思います。このデザインをダサいと思うのであれば、他のクロスバイクを探しましょう。自転車の性能が良くても、デザインが気に入らなければ、後々後悔する原因になると思います。
前傾姿勢がつらい
これも、ママチャリからスポーツバイクに乗り換えた人に多い意見です。クロスバイクはロードバイクと比較すると前傾姿勢は浅めですが、ママチャリと比較すると前傾姿勢になります。クロスバイクにによって、前傾姿勢の角度き違いますが、GIOS MISTRAL(ジオス ミストラル)が特別深い前傾姿勢になるという訳ではありません。
チェーンガードがない
これは注意しましょう。チェーンガードがついているクロスバイクは多いですが、GIOS MISTRAL(ジオス ミストラル)にはチェーンガードが付いていません。前のチェーンリングがむき出しになっている状態です。通勤・通学での使用の場合、ズボンの裾の巻き込みや汚れの原因となります。使用用途によっては気にならない人もいると思いますが、気になる人は、チェーンガードを後付けで装着すると良いでしょう。
荷物が乗らない
クロスバイクには、基本的にカゴはついていません。後付けで装着することも可能ですが、それこそ見た目がカッコ悪くなるような気がします。私は、いつもリュックサックを背負って乗っています。
このように、後悔する点というのは、GIOS MISTRAL(ジオス ミストラル)に対する後悔というよりは、クロスバイクに対する後悔が多いというのが結論です。ただし、チェーンガードがないことには注意しましょう。
GIOS MISTRAL(ジオス ミストラル)5モデルの紹介
MISTRAL
GIOS MISTRAL(ジオス ミストラル)の基本モデル。小さいフレームサイズもあり、女性にも最適。カラーは、基本以外にも、限定色が発売されています。
項目 | 仕様 |
---|---|
フレーム | アルミフレーム ALUMINUM D.B.SPECIAL TUBING FOR GIOS |
重量 | 10.8kg |
サイズ(適正身長) | 400(150-160cm)、430(155-170cm)、480(165-180cm)、520(175-185cm) |
カラー | ジオスブルー、ブラック、ホワイト、グレー |
クランク | SHIMANO FC-TY501 48/38/28T 170mm |
フロントディレーラー | SHIMANO FD-TY710 |
リアディレーラー | SHIMANO RD-M310 |
スプロケット | SHIMANO CS-HG31-8I 11-32T |
ブレーキ | Vブレーキ SHIMANO BR-T4000 |
タイヤ | KENDA K-193 700×28C |
MISTRAL CHROMOLY
クロモリフレームを採用したモデル
項目 | 仕様 |
---|---|
フレーム | クロモリフレーム 4130 CR-MO SPECIAL TUBING FOR GIOS |
重量 | 11.6kg |
サイズ(適正身長) | 430(155-170cm)、480(165-180cm)、520(175-185cm) |
カラー | ジオスブルー、ブラック |
クランク | SHIMANO FC-TY501 48/38/28T 170mm |
フロントディレーラー | SHIMANO FD-TY710 |
リアディレーラー | SHIMANO RD-M310 |
スプロケット | SHIMANO CS-HG31-8I 11-32T |
ブレーキ | Vブレーキ SHIMANO BR-T4000 |
タイヤ | 700×28C |
MISTRAL DISC MECHANICAL
機械式ディスクブレーキを採用。タイヤは太めの700×32C。
項目 | 仕様 |
---|---|
フレーム | アルミフレーム ALUMINUM D.B.SPECIAL TUBING FOR GIOS |
重量 | 11.7kg |
サイズ(適正身長) | 430(155-170cm)、480(165-180cm)、520(175-185cm) |
カラー | ジオスブルー、ブラック、グレー |
クランク | SHIMANO FC-TY501 48/38/28T 170mm |
フロントディレーラー | SHIMANO FD-TY710 |
リアディレーラー | SHIMANO RD-M310 |
スプロケット | SHIMANO CS-HG31-8I 11-32T |
ブレーキ | 機械式ディスクブレーキ SHIMANO BR-TX805 |
タイヤ | 700×32C |
MISTRAL DISC HYDRAULIC
こちらは油圧式ディスクブレーキ採用のモデル。
項目 | 仕様 |
---|---|
フレーム | アルミフレーム ALUMINUM D.B.SPECIAL TUBING FOR GIOS |
重量 | 11.7kg |
サイズ(適正身長) | 430(155-170cm)、480(165-180cm)、520(175-185cm) |
カラー | ジオスブルー、ブラック、グレー |
クランク | SHIMANO FC-TY501 48/38/28T 170mm |
フロントディレーラー | SHIMANO FD-TY710 |
リアディレーラー | SHIMANO RD-M310 |
スプロケット | SHIMANO CS-HG31-8I 11-32T |
ブレーキ | 油圧式ディスクブレーキ SHIMANO BR-MT200 |
タイヤ | 700×32C |
MISTRAL DISC HYDRAULIC SHIMANO WHEEL
油圧式ディスクブレーキ採用で、SHIMANO製のホイールを装着。特別色もあり。
項目 | 仕様 |
---|---|
フレーム | アルミフレーム ALUMINUM D.B.SPECIAL TUBING FOR GIOS |
重量 | 11.6kg |
サイズ(適正身長) | 430(155-170cm)、480(165-180cm)、520(175-185cm) |
カラー | ジオスブルー、ブラック、グレー、スカイ、パープル |
クランク | SHIMANO FC-TY501 48/38/28T 170mm |
フロントディレーラー | SHIMANO FD-TY710 |
リアディレーラー | SHIMANO RD-M310 |
スプロケット | SHIMANO CS-HG31-8I 11-32T |
ブレーキ | 油圧式ディスクブレーキ SHIMANO BR-MT200 |
タイヤ | 700×32C |
GIOS MISTRAL(ジオス ミストラル)、後悔から学ぶ賢い選択
GIOS MISTRAL(ジオス ミストラル)は、そのスタイリッシュなデザインと実用性を兼ね備えたクロスバイクとして、多くのライダーから注目されています。しかし、どの自転車にも言えることですが、完璧な製品は存在しません。購入を検討する際には、そのデメリットも理解し、自分の用途に合っているかをじっくりと考えることが重要です。
本記事では、GIOS MISTRAL(ジオス ミストラル)に関連する様々なポイントを取り上げました。これらの情報を基に、ジオス ミストラルが自分の求める性能や価格、デザインを満たしているかを検討してください。
最終的に、どの自転車を選ぶかどうかは、あなたの個々のニーズに依存します。価格に見合った性能やデザインを求め、長期的に使用することを考えた場合、GIOS MISTRAL(ジオス ミストラル)は多くの人にとって魅力的な選択肢となるでしょう。後悔のない自転車選びをするために、本記事の情報を参考に、賢い選択をしていただければと思います。
コメント